Georges Remy/ジョルジュ・レミ

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ブドウ売却から元詰めへ、最先端ナチュラルグローワー

ジョルジュ・レミはモンターニュ・ド・ランス ブジーの小さなグローワーです。
ブノワ・ライエ、アントワーヌ・パイヤールに続くブジー期待の新星として、2017 年末に初めてシャンパーニュをリリースしました。元詰めは栽培ブドウの20%という少量生産ながら、欧米で一躍脚光を集め、イタリア、チェコ、ベルギー、オーストラリア、アメリカなどに輸出され、既に世界各国のインポーターの間での争奪が行われています。
ジョルジュ・レミのシャンパーニュは、ビオディナミの手法を取り入れた有機栽培、馬による耕作、野生酵母のみで、ブドウと必要最低限のSO2以外には何も加えない自然な醸造で造られ、ドザージュもゼロで、とてもナチュラルな味わいが特徴です。

シャンパーニュもさることながら、大注目は彼のコトー・シャンプノワです。家業への参画前にボルドーで研鑽を積んだジョルジュは、赤ワイン造りに強い関心を持っていました。このためシャンパーニュよりも先にコトー・シャンプノワからワイン造りをスタートした異色の経歴の持ち主です。今でこそコトーの人気が広がりを見せていますが、ジョルジュの手掛けるコトーは、デビュー当時から、ヨーロッパの最先端のワインショップで販売されてきました。
ワインレポートでも「衝撃を受けた。エグリ・ウーリエと並ぶトップレベルに位置する。エグリ・ウーリエがボンヌ・マールとすれば、こちらはミュジニーの趣。」とコメントされた素晴らしい品質です。

ドメーヌは 1629 年から続く栽培農家です。1812 年からブジーに本拠を置き、父の代までは栽培したブドウを全量ネゴシアンに売却していました。現当主のジョルジュ・レミが家業に参画した 2011 年から元詰めワイン造りに着手しました。ボルドーでの醸造経験があるレミはスティルワイン造りに強い関心を持ち、シャンパーニュよりも先にコトー・シャンプノワの生産からワイン造りをスタートしました。そして、ドメーヌの全権を掌握した 2014 年からシャンパーニュの醸造を始めました。ドメーヌの栽培面積は 4.66 ヘクタール。大部分がブジーに、残りはアンボネー、ルーヴォワ、トキシエールの 3 つの村に点在しています。

ジョルジュ・レミは現在でも80%のブドウをネゴシアンに売却しています。瓶詰めされるのは栽培ブドウの 20%にしか過ぎません。コトー・シャンプノワは 2011 ヴィンテージから醸造を(2015 年にリリース)していますが、シャンパーニュは 2014 ヴィンテージから手掛け始め、2017 年末に初めてキャトル・テロワールのキュヴェ 1 種類をリリースしました。その後、リューディのキュヴェを含めた全 6 種類のキュヴェがリリースされました。

(輸入元より抜粋)

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