Famille Chasselay/ファミーユ・シャスレイ

目次

長い歴史を継承しながら、代々続く伝統を守り次世代につなげるワイン造り

ファミーユ・シャスレイはボジョレー地方のシャティヨン・ダゼルグ村に拠を構えるワイナリーで、有機栽培で育てられた葡萄からビオワインを生産しています。
ワイナリーの歴史は1464年に立ち上げられ、2007年にジャン・ジル・シャスレイ氏から長男のファビアン、長女のクレールさんに引き継がれ、現在は2人を中心に少数のスタッフでワイン造りに取り組んでいます。ファビアンとクレアさんは共に大学にてワイン醸造学を学び、その後ボルドーやオーストラリアでワイン造りの修業を行ってきました。2007年から実家であるボジョレーに戻り父のジャン・ジルが守ってきた昔ながらの自然なワイン造りを守りながら、現代的な知見を取り入れ、より精緻なものにするために日々2人で力を合わせて研究を行っています。長い歴史を継承しながら代々続く伝統を守り次世代につなげるワイン造りはビジネスと言うよりライフワーク。無くてはならない生活の一部であり、彼らの誇りでもあるとのこと。

もともとビオロジックによるブドウ栽培を行っていましたが、2013年よりビオディナミにも取り組んでいます。ドメーヌの畑は、ワイナリーの裏にあるなだらかな丘に面しており、この適度な傾斜により水はけも良く太陽の光を日中最大限浴びることが出来ぶどうの栽培には最適です。畑の表面は粘土石灰質、地下2Mから大きな石の地層に変化、もともと斜面で水はけはよいが、この地層にまで水が来てもすぐに吸い込んでくれる。また、畑にはアンモナイトの化石もゴロゴロしており、特に形の良いものはワイナリーにも展示されています。この水はけの良い土壌がぶどうに必要最低限な水のみをぶどうに供給し、それによって余分な水分を吸収していない凝縮した果実味を持ったぶどうを収穫することを可能としています。
「ブドウ栽培は農業であり自然との共存」と多くの優良生産者が口にしますが、ファミーユ・シャスレイでも高品質ぶどうを収穫する為に自然を尊重しながら知恵と知識を活かし栽培に取り組んでいます。現在ではクリュ・ボジョレーの様々な区画を所有し、少量ずつながら各々のテロワールを表現しています。「レヴュ・ドゥ・ヴァン・ド・フランス」にも2019年より取り上げられ今後が期待されているドメーヌです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次