白の名手の赤ワイン

いつもありがとうございます。

Laisser Faireは、店舗オープンからもうすぐ1周年です。正直なところ、私にとって一人で店舗運営をするというのは、ワイン以外のことが大変過ぎて、仕事を追いかけていくような1年でした。

ただ、ワイン業界に復帰して(簡単に言えば、10年飲食ソムリエ経験後、出産で少しブランク、復帰目指して資格取り直したり自前の講座やったりのリハビリ後からのショップオープン)思うことを少しだけ綴りたいと思います。  

一番強く思ったのは、自分が美味しい、と思う軸は変わらないこと。                

ワインは嗜好品ですね。時代も変われば、評価されるワインも変わるのだ…と肌で感じました。

私がソムリエ時代、叩き込まれたのはロバート・パーカー.Jrの「ワイン・アドヴォケイト」評する、高得点ワインでした。今ではあまり見かけなくなりましたが、当時「パーカーポイント〇〇点!!」という、文言が酒屋さんのPOPやワイン専門誌でよく見かけたものです。ワインを勉強するにつれて、専門書にはまり、難しい用語が並ぶ本も読みました。

あれから十数年、リハビリ中にWSETLevel3とワイン・エキスパートを受けたのですが、「パーカー時代は終わった」と言われ、巷は自然派ワインやらオレンジワインやら人気大爆発ですね。そういったワインが人気急上昇中なのは知っていたので飲んではいましたが、知識が追い付かない!!ので、勉強し直しで再度資格取得。あ、でもニコラ・ジョリーは知ってるし、ラディコンやラ・ビアンカーラは馴染みあるぞ、ラピエールやグラムノンやはよく飲んでたな、トリンケーロもパタイユも美味しかったな~、と同じ生産者が今も美味しくて人気なことに少し安堵。ちょっと浦島太郎な感あったので笑

輸入元さんや真摯なワインショップさんがその美味しさをずっと絶やさず伝え続けてきたからこそなんでしょうね。

まだまだ、未知なワインは多いし、取り扱えない憧れのワインも多いですが、信頼おける輸入元さんや造り手さんのご協力の下、自分の美味しいを信じて2年目も突き進みたいと思います。

今回は、力入りすぎて前置きが長いですが…。

白の名手の美味しい赤をご紹介。

ブルゴーニュワイン、ロマネ・コンティを筆頭に世界最高峰のワインの数々を産み出す歴史ある銘醸地。ソムリエ時代、店を運営する上司が好きなのもあって、私も例に漏れずはまりました。

その神髄は、ピノ・ノワールから生み出される赤ワインと、シャルドネから造られる白ワイン。

どちらも素晴らしいですが、今回試飲してその美味しさに感動したのはこちら。限定品ながら(だからこそ…)押しが弱くあまり動かないワインですが、試飲してみてびっくり!ものすごく美味しいではありませんか。

Bourgogne Rouge 2019/Bachelet Monnot ブルゴーニュ・ルージュ2019/バシュレ・モノ

開けたてから華やかでかつ繊細、きめ細やかで優しく、それでいて地味でない。今飲んでとっても美味しいブルゴーニュルージュ。昔から思ってましたが、白の名手が手掛ける赤ワインって、ほんと繊細でキレイ…。華やかさと力強さ、ミネラル感に欠ける、と感じる造り手もいますが、このワインはその点もクリアしてます。いつまでも飲み続けられるやつです。

バシュレ・モノ兄弟は、本拠を構えるマランジュから、サントネ、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、そしてグラン・クリュとなるバタール・モンラッシェを含む畑は、現在では23ヘクタールの畑を手掛けています。

白の素晴らしい区画を所有し、国際的なワインのメディアで輝かしい称賛を受けたバシュレ兄弟。

ごめんなさい、白ばかり押してました…。キレイなブルゴーニュがお好きな方はぜひお試しください♪(商品説明写真がイマイチなので、近々撮り直そうと思います。)

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