梅雨に入りましたね。
店舗お休みの日は、輸入元さんの試飲会でよきワインを探してきたり、事務仕事したりですが。夜は、自宅でご飯とワインの検証をじっくりしたりもしています。(そろそろ、ワインをご購入くださっているレストランさんに伺ったり、ワイナリーさんにも行ってみたい!)
昨晩はこちらの検証。
今月の定期便「季節の食卓ワインセット」のテーマ食材はトマトです。旬の生トマトとトマト缶を使用し、ベーコンで少しコクを出したトマトソースパスタを作ってみました~。
合わせてみたのは、イタリア・ピエモンテ州のワイン。
Barbera d‘Asti Superiole Terra del Noce 2016/Trinchero バルベーラ・ダスティ・スペリオーレ・デッラ・デル・ノーチェ2016/トリンケーロ
ピエモンテのワインと言えば、バローロやバルバレスコに代表されるようなネッビオーロ種から造られるワインが何といっても有名ですが、こちらは、地元民に愛されているというバルベーラ種。名手トリンケーロが手掛けています。
東向きの冷涼な畑、南向きで果実の良く熟す畑、毎年バランスの取れたブドウのできる畑。以上の3種類の異なる特徴のバルベーラの畑のブレンドをした、トリンケーロのスタンダードなバルベーラ。
トリンケーロのバルベーラを初めて口にしたのは、イタリアンレストランに勤めていた15年くらい前。ワインのことは勉強し始めで、当時は酸が強いピエモンテの2番手黒ブドウ、くらいのイメージしかなかったのですが、こんな美味しいバルベーラがあるのかぁと思ったものです。
またこのワインを扱える日がくるなんて…。
さて、トマトソースのパスタとイタリアの赤。サンジョヴェーゼもモンテプルチアーノもいいなぁとおもいつつ、バルベーラは?とふと思いやってみました!
トマトって、生のままと加熱したものを食べる時、合わせたいワインは違ってくると思いますが、ポイントは生の完熟トマトとトマト缶を半々でソースにしたこと。
旨味の強い旬のトマトを加熱することで、トマトの甘味と熟成したバルベーラの果実味が、トマトの皮の食感と少しこなれたタンニンがいい感じ。風味はとっても合うのですが、もうひと工夫できそう!ということで、こちらにもう一つ食材を加えて作ってみたいと思います。
結果は、またご報告いたしますね。