2021年1月20日、La Petite Vigneワインショップとして新たな事業を始めました。
とは言いましても、まだまだ小さな存在、またここから再スタートです。
レストランサービス時代、駆け出しの頃から可愛がってくださっていた大切なお客様がよく仰っておりました。「客がお店を育て、またお店が客を育てるんだよ」と。どんな職業も一緒ですよね。一人で仕事はできません。皆さまに何度も訪れて頂き、育ち合いができるようなショップに成長していけたらと願います。
さて、連日ショップカタログに載せるための新着ワインを試飲しています。今回は、こちら。
SIN Cava Xarel-lo N.V./Amós&Alex シン カヴァ チャレッロ N.V/アモス&アレックス(SIN プロジェクト)
スパークリングワインでお馴染み、スペインのカヴァ。カヴァに使用される3品種(マカベオ・チャレッロ・バレリャーダ)の中でも、酸が高い高貴品種とされるチャレッロ100%で造られています。
テイスティングで特出していたのは、ふんわりしたきめ細かい泡立ちと崩れない余韻。優しい泡立ちがなんとも心地よいです。
カヴァにも色々ありますが、温暖な気候下で造られるワインがゆえか、スパークリングワインの要、シャープな酸に欠け余韻のバランスが崩れがちな印象。その両者が非常に美しく好印象。
合わせた料理は、叉焼の小間切れ肉を使ったニラ玉。泡のエアリー感が卵の質感と、叉焼の甘辛いこっくりとした味付けが酸化防止剤無添加がゆえのやや酸化のニュアンスがある芳醇な果実感とマッチして、まずまずの印象でした。
やや大ぶりの白ワイングラスでテイスティングしましたが、食事と一緒に飲み進めるにはフルートグラスの方が締まりがあって良かったです。