SANTINI &Les Flaneurs/サンティニ&レ・フラヌール

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目指したのはヴァン・ド・ソワフ!テロワールを100%ワインへ表現

サンティニは、Christopher Santiniクリストファー(クリス)・サンティニが2013 年にブルゴーニュに興したミクロネゴスです。クリスは、コルシカ出身の父とアメリカ人の母との間に1978年シカゴで生まれました。ペンシルヴァニア州で幼少期を過ごしていましたが、毎年コルシカとプロヴァンスの親戚の下で夏のヴァカンスを過ごし、フランスとアメリカの二重国籍で成人しました。クリスは放牧や野菜栽培、タバコ栽培の仕事を経験した後、21 歳の時にプロヴァンスの叔父の下に1年間滞在しました。この時に、まだブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのカップルが所有する前のシャトー・ミラヴァルでブドウ栽培とワイン醸造の仕事を経験しました。そこで、ワイン造りへの情熱が生まれたそうです。

その後、アメリカの大学に戻って学業を修めたクリスは、2003年に再びフランスに戻り、ボーヌでブドウ栽培とワイン醸造を学びます。当初は 1~2 年滞在するだけのつもりでしたが、醸造学校で今の妻と知り合ったこともあり、学業と並行してドゥニ・バシュレやフェヴレーなどのブルゴーニュのドメーヌで働き続けていました。そして、2006 年伝説のワイン商『カーミット・リンチ』と出会ったのです。ブルゴーニュのドメーヌに精通し、英語もフランス語も流暢に話すクリスを貴重な人材と思ったカーミット・リンチは、クリスをカーミット・リンチのボーヌ・オフィスの従業員に採用したのです。その後、クリスはボーヌ・オフィスのマネージャーとなり、カーミット・リンチと共に、コシュ・デュリやアルノー・アント、ヴィレーヌ、メオ、コラン、ラヴノー、ラピエールなどフランス中の超一流ドメーヌを訪問して数多くのワインを試飲し、現在もカーミット・リンチで働き続けています。しかし、カーミット・リンチで働きながらも、クリスは自分自身でワイン造りがしたいとの想いがどんどん膨らんでいったのです。こうして、2013年にミクロネゴス『サンティニ』を設立したのです。

初ヴィンテージは2014年で、友人であるクリストフ・パカレの醸造所を間借りして僅か 200本のワインを造りました。2015年ではシャントレーヴのギョームと栗山朋子さんのセラーで醸造をしました。2016年からはオークセイ・デュレスに本拠を移して自前の醸造所で本格始動しました。現在は年間約1万2千本のワインを造っています。近年のブルゴーニュの新進気鋭のミクロネゴスは、コート・ドールのグラン・クリュやプルミエ・クリュなどの高額なキュヴェを手掛けるのが主流となっていますが、サンティニはそれとは対極のユニークなミクロネゴスです。なぜなら、ヴィラージュやプルミエ・クリュ、グラン・クリュのワインではなく、オート・コートやボージョレ、コトー・ブルギニヨン、コート・シャロネーズ、マコンなどのリージョナル・クラスのワインにのみ焦点を当てているからです。もちろん、質の高いテロワールを求めていますが、2010 年代に入り急激に高騰してしまっているコート・ドールの著名な区画のブドウに高額な現金を支払う凄まじい価格競争はしたくないというのが理由の一つです。そして何よりも、クリス自身が、カーミット・リンチで働いてフランスのあらゆる高級ワインを味わった結果、最終的に、友人など気の置けない人達と気軽に楽しめる、喉の渇きを潤してくれるアプローチャブルで飲みやすい自然なワイン、いわゆる「ヴァン・ド・ソワフ」を造りたいとの想いに辿り着いたからです。 このようなことから、サンティニでは、リージョナル・レベルで興味深い個性的なテロワールの畑で、環境に配慮したビオロジックやビオディナミでブドウを栽培している造り手からブドウを購入して、その個性的なテロワールがワインに100%表現されるように、全房のブドウを野生酵母で自然に発酵させたヴァン・ド・ソワフのナチュラルワインを造っています。

《クリスの友人であるLaurenceローランスとNinaニナのカップルが興したミクロネゴス、“Les Fleneurs レ・フラヌール”》

ローランスとニナの二人は、ドメーヌ・ダンドリオンで働いている時に、自分達でもワインを造りたいと思い、ミクロネゴス“Les Fleneurs レ・フラヌール”を設立しました。初ヴィンテージは2020年で、アリゴテとブルゴーニュ・ピノ・ノワールの2種類のキュヴェのみを造りました。醸造は、サンティニのセラーを間借りして行いました。2021年と2022年はブドウを譲ってくるヴィニュロンがなく、ワインを造れませんでしたが、2023年は再び3種類のキュヴェを手掛けました。ネゴス名のフラヌールとは、フランス語で「あてもなく散歩する人」、「時間をつぶす人」と言った意味があります。これは、ローランスとニナが人生で大切にしている生き方だそうです。ゆっくりと人生の旅行を楽しむこと。そして、ワインも決して急ぐことなく造るということを大切にしているそうです。

(輸入元より抜粋)

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