使用するのはスイートスポットのみ!究極の葡萄選別
『ノヴム』はウィルとレイチェル夫妻により、極少量生産でワインのリリースを始めたワイナリーです。ウィルの父親はマールボロの草創期にあたる1977 年に広大なヴィンヤードを取得し、当時のクラウディーベイの最初の葡萄の供給元として栽培に取り組み始めました。ウィルが引き継いだ今では、40ヘクタールの優良なヴィンヤードを保有し葡萄栽培家としても活躍しています。
栽培家として他ワイナリーに高品質な葡萄を供給する仕事と並行して、自身のブランドは自分たちにとって興味深くエキサイティングなワインを極々少量つくることを貫いています。その為に、優良なヴィンヤードの中でも超秀逸な葡萄を生み出す樹を選別し、そのスイートスポットのわずかな葡萄だけを自身のワイン「Novum」の醸造に使用します。それ以外を(それでも優良な葡萄を)古くから提携するワイナリーへ供給しています。自身で醸造する葡萄の品質への異常なまでのこだわりをフィロソフィーとしているのです。一見、均一に見えるシングルヴィンヤード内の葡萄でも、土壌は複雑に入り組み、葡萄樹にも個性があります。そこを厳密に選別する取り組みを貫いています。
ニュージーランドのフロムでキャリアをスタートしたウィルは、オーボンクリマでジム・クレネデンに5ヴィンテージに渡って師事した経験も持ちます。MWからも大きな注目を集め、2020ヴィンテージのNZ国内販売分はメーリングリストにて案内後、シャルドネはわずか1時間18分、シャルドネより生産量の多いピノノワールも5時間50分でソールドアウトとワイン愛好家のファンが非常に多数。2019ヴィンテージよりアロケーションを確保でき、正規代理店として日本への輸入を始めました。
下記、ウィルと一緒に写っている青年は、あのオーボンクリマの息子さん、ノックス!自身のオーボンクリマでの経験もあり、世代を超えての交流があるそうです!