Moreau-Naudet/モロー・ノーデ

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圧倒的なエキス、ミネラルと複雑さの存在感あるシャブリ

モロー・ノーデは17世紀から続く家族経営のドメーヌです。1929年、当時のドメーヌの当主アルフレッド・ノーデは、INAO のメンバーで、彼が中心となってシャブリのアペラシオンの境界の策定を行いました。その後、アルフレッドはシャブリの INAO 委員会の名誉会員となりました。

1950 年には Marie NAUDET マリー・ノーデが René MOREAU ルネ・モローと結婚。ブドウ栽培に携わってきた 2 つの家系の名前を絶やさないために、ドメーヌ名を MOREAUNAUDET モロー・ノーデとしました。1968 年に Roger MOREAU ロジェ・モローがドメーヌに参画して 1972 年にドメーヌを継承。1991 年には Stéphane Moreau ステファン・モロー(写真
上の左)がドメーヌに参画。2004 年のロジェの引退に伴い、ステファンが当主となり、その後の名声を築き上げました。しかし、2016 年夏にステファンが心臓発作で急逝。妻のヴィルジニがドメーヌを引き継ぎました。その直後にはドメーヌの今後を危ぶむ声もありましたが、欧米での評価は揺るぎませんでした。

ドメーヌを率いるヴィルジニは「ステファンが築き上げてきたこれまでのドメーヌのスタイルを継承します。⾧年ドメーヌで仕事をしてきた栽培・醸造チームが一緒にいるので全く心配していません。スターは一人の個人ではなくドメーヌなのです。」と、ドメーヌとしての継続性を強調し、さらなる進化を誓っています。


ドメーヌの個性と特徴モロー・ノーデでは、真に特徴的で並外れたシャブリを生み出すために、大量生産用の機械が導入されてワインが産業化される以前の栽培方法を行っています。それは、幾つかのテロワールを共有するヴァンサン・ドーヴィサの影響を強く受けた手法で、畑の耕耘、有機栽培、手摘み収穫、全房圧搾、野生酵母による発酵、自然清澄、⾧くゆっくりと行う樽熟成と言った可能な限り自然な方法です。畑でもセラーでもこの哲学を実践しています。これは、コート・ド・ボーヌのトップ生産者にも通じる方法で、この『時代に左右されない手法』と努力により、モロー・ノーデのワインは、シャブリが痩せてつまらないものではなく、コート・ドールの最高の白ワインに比肩する質感と魅力を持ち合わせていることを証明してくれているのです。


ドメーヌでは、手作業で管理された畑から熟したバランスの良い果実を収穫し、はっきりとしたミネラルの中軸がバランスを取りながら、深みのある純粋な果実味と自然な質感と複雑さ、凝縮感が兼ね備わった独特な個性を備えたシャブリを生み出しています。しかし、シャブリ特有の快活さを生むしっかりしたバックボーンも保っていて、アンバランスさや輪郭のぼやけという感覚は見受けられません。

《ラベルについて》

ドメーヌのワインラベルにはブドウの粒を指で摘んでいる人の手と畑の土が描かれています。このデザインは、人間の仕事とテロワールの重要性を表現するために、生産者の手と大地を結び付けたもので、ディディエ・ダグノーのアドバイスで採用されました。2013 年にこのラベルの手によく似たモニュメント(写真下)がシャブリの村の入口に建てられました。しかし、モニュメントを創った芸術家が、ドメーヌのワインラベルにインスピレーションを受けて創ったかは定かではありません。

(輸入元より抜粋)

《Laisseer Faireより》

当主亡き後も、妻が歴史を引き継いできたドメーヌ。ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランスは 2019 年版で「ドメーヌの弛まぬ努力は昇格に値する」として、二ッ星へ昇格。

2021年は収量激減(1/4)…。ですが、しっかりエキスあります!!カリンや蜜っぽさ、ピュアでジューシーな果実味。ミネラルと複雑さも兼ね備えた存在感あるシャブリです。

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