元ウィーン少年合唱団員が実践する家族経営のサスティナブル農業
ブルゲンラント地方、ライタベルクから『Liszt』という家族経営のワイナリー。
Bernhard Liszt(ベルンハルト・リスト)は、ブドウ栽培の専門学校を卒業後の2003年、両親からこの仕事を引き継ぎ、彼の代でビオロジック農業に転換しました。代々、ワイナリーだけでなく、養豚業とホイリゲ(ワイン酒場)も営んできており、現在は当主として先代の両親と弟と共に仕事をしております。サスティナブル農業で地産地消を推進し、『オーガニックで作られるワインや食物を楽しみ自然に感謝する人々、彼らのために存在しているんだ』と言います。彼は幼い頃、あのWiener Sängerknaben(ウィーン少年合唱団)の一員であり、世界中を歌って回ったことがあるそうです。世界中を旅した経験により、彼は強く自分のバックグラウンド、両親から受け継いだ農夫としての血を意識するようになり、オーストリアのブルゲンラントという片田舎で育ってきた日々をさらに愛するようになったそうです。
畑は7ha、ブラウフレンキッシュとグリューナー・ヴェルトリーナーを主に育て、アジアはもちろんヨーロッパにもこれまでは輸出せず、自らのホイリゲとオーストリアのいくつかのワインショップとレストランでのみ楽しめるワインだったようです。この先、伝統的な方法と世界中からインスピレーションを受けた新しいアイデアを融合させていきたいと語ります。
《Laisseer Faireより》
地元のホイリゲ(居酒屋)で、コップ売りされているという定番1ℓワインがとっても人気のリスト。こちらは、自家消費用だったのを輸入元ディオニーさんが現地で気に入り、輸入に至ったそう!)
年に一度ほど入荷する、上級キュヴェがまた違った表情を見せていて、素敵なワインです!!すっきりさの中にエネルギーある柑橘のエキスがたっぷりな白ワインは、オーストリアワインの虜になっちゃいます。