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ヴァンサン・グロ率いる新星グロフレはピュアで透明感かつ品格あるブルゴーニュ
ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールは、1963年にルイ・グロのドメーヌの分割から誕生しました。もともとドメーヌは、彼の4人の子供のうちの2人、コレットとギュスターヴが設立。ギュスターヴが1984年に亡くなったとき、彼らの甥でありジャン・グロの息子であるベルナール・グロが後を継ぎました。ドメーヌの使命は、最高の現代性を調和させながら、テロワールを尊重するワインを生産することです。
ベルナール・グロの息子のヴァンサン・グロがドメーヌに戻り参画したのは2009年。除草剤をやめ除草のための機械を取り入れ、少しずつ変革が始まります。トネリエと話し合い、樽のための木材から過失の温度、材質や乾燥の方法…現地雑誌でヴァンサン・グロはこのように語っています。『私たち(若き当主ヴァンサンは一人称を“私”ではなく“私たち”とします)の16の区画はすべて同じもので同じ葡萄です。同じ樽の中で同じ手法で醸造しています。私たちはすべてのワインに対して同じように接し、同じだけ注意を払います。土地と地勢が違いを生むのです。ヴィニュロンはワインにアイデンティティを与えます。しかしながらテロワールこればかりは私たちの手を逸脱した魔法なのです。私はビオの方法を適用しようとは思いません。自然の求めるままにすることと技術の進歩を利用することの中間で私たちは正しい均衡を見つける必要があります。』
※写真は2024年Foodexにて
(生産者H.P.&輸入元資料参照)