室伏ワイナリー(共栄堂) /MUROFUSHI Winery( KYOEIDO)

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究極のテーブルワインを目指す日本ワインのカリスマ的存在

室伏(むろふし)ワイナリーは日本ワインの品質を向上させた重要人物の一人である小林剛士さん(通称つよぽん)が
2021 年に山梨市牧丘町室伏に立ち上げた、最大生産規模15万本のキャパシティを持つ中規模ワイナリー。
小林さんは四恩醸造時代の2007年頃に衝撃のゆるうま~ワインを恐らく日本で初めて造り、日本ワインの新たな魅力を
大いに広めた方。そういった点で間違いなく先駆者のひとりです。
そんなカリスマ的人気を博してきた小林さんが、日本ワイン界を活性化し、さらに発展させるために新たな挑戦の場とし
て選んだのが、高品質なワインを造る中規模ワイナリーを興すこと。

小林さんが目指すのは究極のテーブルワイン。若い人やワイン入門編として飲んでもらうことが大切なので、飲み心地が
柔らかくスッ~と飲めてしまう、いわゆる飲みやすいもの。そして、これはワインを飲み慣れた愛好家が求めるものでもあ
ります。
価格の安さに徹底的にこだわるのも若い人たちに気軽に飲んで欲しいからで、このご時世でも高いもので税込み2,420円
というお値段。そしてこの信念はワイン造りをスタートさせた時から全く変わっていません。
室伏ワイナリーは自社畑のブドウと栽培農家からの買いブドウを全て混ぜて使う。それはどちらのブドウも同等に高品
質なので分ける必要がないから。どの品種をどのようにブレンドして目指す味わいを引き出すかは小林さんの腕の見せど
ころであり、これぞセンスが光るところ。
そして、ブドウの買い取り価格も相場より高く設定しています。それは少しでも長く栽培農家を続けてもらうためでもあり、
ワイナリーと栽培農家は全くの同等という考えから来るもの。小林さんはその年に出来たワインを栽培農家の方へ真っ先
に送る。彼らに美味しいと納得してもらえない限り、良いブドウが育つはずがないからです。
彼の考えの根本にあるのは「自分は農夫である」ということ。これは盟友でもある小山田幸紀さん(ドメーヌ オヤマダ)
と全く同じ考えで、彼らはともにペイザナ農業法人の理事であり、ブドウだけではなく米や野菜、果樹、養鶏なども手掛けて
います。(輸入元より抜粋)

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