Abbia Nova/アッビア・ノーヴァ

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歴史と伝統を尊重しながら新しい道を歩むラツィオの新星


イタリア・ラツィオ州ピーリオ出身のダニエーレ・プロイエッティとピエルカ・プロイエッティの従兄弟はピーリオで最も注目を集める生産者コスタ・グライアの3人の創設者のうちの2人として知られていあました。しかし2018年、コスタ・グライアはもう1人の脱退を機に幕を閉じる決断をしました。「コスタ・グライアは僕らにとって実験的な部分だった。色々なことに挑戦して、いずれスタートする予定だった家族のプロジェクトに活かせたらいいなと考えていたんだ。これまで様々な土地でコンサルタントとしてワイン造りに携わってきたけれど、この土地、そして自分たちのブドウで何ができるかを考える時間が必要だった。コスタ・グライアのプロジェクトを通して自分たちの土台ができたよ。」

そんなダニエーレとピエルカはコスタ・グライアの設備を引き継ぎ、従姉妹のバルバーラも加わり念願叶って家族でのプロジェクトをスタートしました。名前は「アッビア・ノーヴァ」。アッビア・ノーヴァというのはピーリオとアブルッツォ州を結ぶ古代ローマの街道の名前。「昔の道の名前を私たちの新しい道の名前にするというアイディアが気に入ったんだ。歴史、伝統を大切にしながら未来を創っていきたい。」

ピーリオでは過去500年にわたってチェザネーゼが栽培されており、2008年に“チェザネーゼ・デル・ピーリオ“としてラツィオ州初のDOCGに認定されました。チェザネーゼは収量が多く比較的色調が淡くタンニンが控えめな「チェザネーゼ・コムーネ(ボンヴィーノ・ネーロ)」、最も古い歴史を持ち色調とタンニンが強く熟成のポテンシャルを持つ「チェザネーゼ・ダッフィーレ」、近年発見された「チェザネーゼ・ディ・カステルフランコ」の3つのクローンがあります。アッビア・ノーヴァのチェザネーゼ・デル・ピーリオ DOCGでは全て「チェザネーゼ・ダッフィーレ」を使用し、区画ごとの特徴を表現するために3つの単一畑のワインを生産している。白ワインでは同じく土着品種のパッセリーナを使用しています。
ワインのラベルには、ラツィオ州とアブルッツォ州を隔てる山々と夕日が沈む水平線、そしてそれに続くアッビア・ノーヴァの道が描かれています。センツァ・ヴァンダリスミのラベルでは、イメージの色を取り除き、輪郭だけを残し、アッビア・ノーヴァのアイデンティティーとなるいくつかの言葉(例えば、古代の高貴な土地、歴史的な家系、慎重な選択など)を加えて、ワイン同様によりシンプルに表現しています。アッビア・ノーヴァは現在ピーリオにおいて5つのクリュ、合計8haのブドウ畑を所有する。またその他に1,000本の土着オリーブの木、クルミ、ハーブ、家庭菜園を栽培しています。これらの畑には第一次世界大戦後に植えられたブドウや20年前に家族によって植えられたブドウが含まれる。この地で500年以上前から栽培されてきたチェザネーゼとパッセリーナを中心に、さらに古い品種もいくつかあります。

(輸入元より抜粋)

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