ヴァンダル2021

先週末はいろいろワインが届きました。試飲会もお陰様でほぼ満席、時間帯によってはお断りしてしまった方も…。引き続き、開催していきますので、どうぞ宜しくお願い致します!

新着は店頭に並び次第、順次登録していきたいと思います。

さて、少し前に入荷した「謎の!?覆面生産者」ヴァンダル2021。2020ヴィンテージがとっても好評だったゴンゾー・ミリーシャ(白・赤7~8種のフィールドブレンド)とゴンゾー・コンバット・ルージュ(ピノ・ノワールに少量ヴィオニエのブレンド)に加えて、ペット・バット(シャルドネ&ミュスカによるペット・ナット)とレジスタンス(ソーヴィニヨン・ブランによる白)2種の、計4種が入りました!

どれも複雑で魅力的な味わいでしたが、一番驚いたのはこちら。

Vandal Gonzo MILITIA 2021/Vandal ヴァンダル ゴンゾー ミリーシャ 2021/ヴァンダル

色からして白ワイン的な2020と全く違ってびっくり!淡いオレンジに近い茜色。醸造方法は「24時間スキンコンタクト」とあります。輸入元さんに確認したところ、2020年もほぼ同じ醸造方法とのことですが、黒ブドウ品種も交じっているフィールド・ブレンド。2021年は、ピノ・ノワール・ピノ・グリの比率が高いため雰囲気変わったのでは、とのことでした!肝心の味わいですが、これがとっても個性的、もちろん美味しいです。

サクランボに白桃、すももやあんず、カシューナッツ…。口に含むと、フレッシュな酸とドライな果実味、余韻にかけて膨らむゆっくりローズヒップティーのようなテイスト。フレッシュでアロマ豊か!そして、フレンチオークの古樽を使用し、マロラクティック発酵…、ゆえにほんのりクリーミーさとコクが増しています。若さもありながら、ドライで複雑でリッチ。予想をいい意味で裏切るテイストです。スパイスや薬味をアクセントに効かせ、素材の良さを引き出した上品な中華料理が食べたくなります。家庭料理なら、茹で豚に品の良い辛味のラー油やお醤油のタレをかけた1品はどうでしょう。豚の脂身とワインのコクとよく合い、タレも心地よく受け止めてくれそうです。

さて、5月の定期便「季節の食卓ワインセット」テーマは鰯でした。定期便の解説書は、日ごろ私が試しているワインと食事の相性をご提案しています。もちろん、嗜好も人それぞれ、こうあるべき!と決めつけてしまうのは、勿体ない。ワインと食事の相性の「仮説と検証」は、とっても面白いですので、ぜひやってみてくださいね。

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