春野菜とサン・ブリ

こんにちは。2月も後半ですね。

昨日は、東京ワイナリーさんのブドウ栽培のお手伝いに行ってきました。昨日の作業は、ブドウ樹の古くなった皮むき。古い樹皮をそのままにしておくと、害虫が入り込んでしまうそうです。なかなか地味な作業ですが、皮を剥いてあげるとつるつるになり気持ち良い!今年も細々とではありますが、ブドウの成長を見られそうで楽しみです。

さて、春野菜が美味しい季節ですね。

昨晩は、菜の花とタラの芽の天麩羅を作りました。そして、少し前に作った蕗味噌もあったので、こちらの白ワインと合わせてみました。

Saint-Bris 2017/Domaine Pierre-Louis&Jean Francois Bersan サン・ブリ2017/ドメーヌ・ピエール=ルイ&ジャン=フランソワ・ベルサン

久しぶりに飲んだドメーヌ・ベルサンのサンブリ2017。ブルゴーニュ地方シャブリ地区の近隣に位置するサン・ブリ地区、ソーヴィニヨンブラン100%のアぺラシオン。(シャブリも作っていますが、サン・ブリが本拠地。)若いうちは、シャブリに似た清涼感のあるすっきりドライなワインです。ワイン講座でもおなじみ、アンモナイトのラベルのワイン。

以前飲んだ時よりもぐっと果実味が上がってきて、かなり印象が変わってきました!熟成により、若い頃に目立った酸の強さや清涼感は旨みと一体化しています。

タラの芽は爽やかさが引き立ち、菜の花の天麩羅はお互いを引き立てて相性抜群!蕗味噌も受け止めてくれます。

旬の春野菜とぜひお楽しみください。

ワイン検定ブロンズクラス募集開始

本日は、日本ソムリエ協会ワイン検定のご案内です。

「J.S.A.ワイン検定」とは…

ワインに興味をお持ちの方を対象に、ワインの普及を目的とした一般社団法人日本ソムリエ協会が主催する検定試験です。
「J.S.A.ワイン検定」はワインに興味のある方向けのベーシックな内容です。
ワインライフを楽しみたい方や、ワインに興味がある方のための入門的な位置付けで、20歳以上の方ならどなたでも受検できます。検定の実施は「J.S.A.ワインエキスパート」の有資格者が担当します。(J.S.A.ワイン検定ページより)

初級編のブロンズクラス、中級編のシルバークラスがあります。

ブロンスクラスの目的は、「ご家庭でワインを楽しく飲んでいただける知識を習得」。ワインの基礎知識や主要ブドウ品種について出題されます。2020年より一部ソムリエ・ワインエキスパート試験より出題されるようになりましたが、協会が主催する中では一番簡単な試験です。少しワインのことを知っているだけで、ワインを飲むのがぐっと楽しくなるはずです。

シルバークラスの目的は、ブロンズクラス認定者を対象に「レストランやワインショップでソムリエに相談したりアドバイスをもらいながら、好みのワインを選んでいくための知識を習得」ブロンズクラスに比べて、テキストのボリュームがありますが、これをしっかり覚えたら、翌年はソムリエやワイン・エキスパートの試験へチャレンジもしやすい内容だな、と思います。

一日のみで完結する入門的な検定試験。お申込み後、上の写真のようなテキストが届きます。その内容を各自学習して頂き(大抵は、講師がサポート致します。)当日は講師主導で講習会~試験までを実施します。※テイスティングの試験はありません。

私にもできるかな、と昨年からスタートしましたが、ブロンズクラスもシルバークラスも皆さん無事合格!!合格すると、ソムリエ協会より、認定カードとバッジが届きます。受講者様もとても嬉しそうに報告下さり、私も嬉しくなりました!

コロナ禍もあり、今年は地元流山市の公共施設スターツおおたかの森ホールの貸し会議室1・2で行います。スターツおおたかの森ホールの会議室は、会議室1(通常定員12名のところ、現在は半分の6名使用)と会議室2(通常定員16名のところ、現在は半分の8名使用)で構成されております。

この会議室1・2の両方貸し切り、席を間引いて14名利用可能なところを定員10名で使用しますので、かなり広々としておりソーシャルディスタンスもしっかり取れます。

自身のワイン講座やワインに関する試験経験をもとに、ワイン好きの受講者様の合格を全力でサポートさせて頂きます。

私は、4/17(土)・4/18(日) の二日間実施します。お申込み期間は、2/18(木)~3/20(土)まで。お申込み、お待ちしております!

お申込みはこちら

ナチュラルなローヌの魅力全開

先日は、暴風雨の後に虹を見てテンションが上がった店長です。今年もブドウ畑仕事のお手伝いができそうなので、ワインのご紹介と併せてブログでもご報告したいな、と思ってます。

さて、本日のワインは、フランス・ローヌ河地域の白&赤ワイン。

ローヌ河地方は、ブルゴーニュ地方の南に位置しワイン産地としては南北に分かれ、長いワイン造りの歴史を持ちます。

フランス国内では地元ヴァランスの3つ星レストランでもオンリストされるはどの実力の生産者、ドメーヌ・デ・ザントルフォーの2種。

まだまだ沢山のワインを取り扱えるわけではありませんので、こんな肩の力が抜けた魅力的な北ローヌワインを扱えるのは幸せです。

La Java des Entrefaux 2018/Domaine des Entrefaux ラ ジャヴァ デ ザントルフォー2018/ドメーヌ・デ・ザントルフォー(白)

白はヴィオニエ種を使用したもの。一般的にヴィオニエを使ったワインは白い花や有核果実のアロマティックな風味が特徴的ですが、芳しい香りというよりも繊細で品のある熟したフルーツの香り、すうっと口中にいきわたるふくよかな果実味。コクのある味わいと低めながら締まりのある酸味が心地よいワイン。

熟したトロピカルフルーツと上品な質感は、何度でも飲みたくなる美味しさです!

Crozes-Hermitage Rouge2018/Domaine des Entrefaux クローズ・エルミタージュ・ルージュ2018/ドメーヌ・デ・ザントルフォー(赤)

赤は、シラー種を使用したこの地の代表格クローズ・エルミタージュ。チョコレートと赤ワインでもご紹介しましたが、北ローヌのシラーを存分に楽しめます。

ただし、シラー=フルボディ、と構える必要はありません。果実の瑞々しさは重たくなりがちな酒質をしなやかに表現していて、開けたてから美味しく楽しめます。また2日目は、ぐっとスパイスや黒系果実の風味が上がってきて、より一層果実の厚みと複雑さが増します。

その土壌の力を最大限に生かすため、除草剤や化学肥料を一切使用しないビオロジック農法を取り入れ、良く耕した日当たりの良い畑で健康に育まれたシラー。

ぜひ、お楽しみください。

気軽に飲めるバック・イン・ボックス

まだ2月半ばですが、暖かい日も続き春も近づいてるこの頃ですね。

皆でわいわいお花見は難しそうですが、お庭やベランダでも気軽に楽しめて好評のバック・イン・ボックスワインのご紹介です。

Grenache Blanc Cotes de Thongue BIB/ La Font de l’Olivier グルナッシュ・ブラン・コート・ド・トング バッグ・イン・ボックス(白)

Syrah Vin de France BIB2019/La Font de l’Olivier シラー・ヴァン・ド・フランス・バック・イン・ボックス 2019/ラ・フォン・ド・ロリヴィエ(赤)

バック・イン・ボックスのワイン、なかなか見かけることもないですが、かなりお買い得だと思います!作っている生産者は少ないのですが、普段飲みに気軽に楽しめます。

今回仕入れたのは、以前「シラーらしさとは」でご紹介した、南仏ラ・フォン・ド・オリヴィエのもの。

白はこんなキュートな箱に入っています。中身は真空パックに、ワインがなんと3000㎖!(通常サイズのボトル4本分)

中身だけだと安定しないので箱のまま使用。穴から注ぎ口を下に向けて出して固定し、両脇にあるレバーを上に引き上げてワインを注ぎます。(注ぎ終わった後に少しワインが垂れますが、都度都度拭き取って下さいね。)

中身は750㎖ボトル販売しているものと同じです!真空パックに入っているので、数日かけて飲んでもさほど酸化も気になりません。

美味しいワインをたっぷり手軽に楽しめる、バック・イン・ボックスワイン。ぜひ、お試しください!

チョコレートと赤ワイン

もうすぐ、バレンタインですね。

先日、お世話になっている友人に誘われて、柏にあるTraibalCacao(トライバル・カカオ)さんへ行ってきました。こちらは、店舗でチョコレートを製造から販売までされています。厳選されたカカオ豆と砂糖だけで作る、高品質なチョコレート。

そしてなんと。店頭では、様々な種類のチョコレートを試食させて下さいます。お店の方も、チョコレートについてとっても丁寧に詳しく解説してくださり、興味津々!!チョコレートの製造工程や産地、試食の際の表現はワインの世界と本当によく似ていて、とても興味深くよりチョコレートのことを知りたくなりました!

爽やかなのか、複雑なのか、あんずのような酸味、ヨーグルトに桃をいれたような味わい、タンニンを感じる、などなど…。ワインの表現にも使われます。チョコレートを構成している要素が、ワインを構成している要素と重なるからでしょうね。

自宅へ帰り、チョコレートと赤ワインのペアリング。

イチオシワインはローヌ地方のこちら。

Sota Mon Soleu Vin de France(2019)/Mas de L’Escarida ソタ・モン・ソレウ ヴァン・ド・フランス/マス・ド・レスカリダ(写真左)

私の太陽の下、というなんとも温かみのある名前のワイン。メルロ100%なのですが、完熟した果実の甘みや質感、細やかなタンニンが、チョコレートの持つそれとマッチして、いい感じです。チョコレートを一かけずつ食べながら、ちびちび飲みたいワインです。

Crozes-Hermitage Rouge2018/Domaine des Entrefaux クローズ・エルミタージュ・ルージュ2018/ドメーヌ・デ・ザントルフォー(写真右)

こちらは、ローヌ地方のクローズ・エルミタージュ。深みのあるチョコと合わせると、なんともベリー系の風味や酸味が引き立って、口中に甘酸っぱさが広がります。寄り添うのではなく、それぞれを引き立てるペアリング。ベリー入りのチョコとも相性いいかも…なんて想像が膨らみます。

スイーツ×ワインも楽しいものですね。

クラフトビール感覚のシードル

シードルと言えば、リンゴのお酒です。一般的によく出回っているものは、ほんのり甘く優しい泡立ちと低アルコールのものが多いですよね。

今回は、ちょっと変わったこちらをご紹介。

Georgium Hopfel2018 /Georgium ゲオルギウム ホプフェル2018/ゲオルギウム

オーストリア・ケルンテンという産地で造られる、クラフトビールのようなシードルです。

ワインも生産しているのですが、まずはこちらが気になり仕入れてみました。数種の土着品種のリンゴをビオディナミ農法に則り生産し、ホップと一緒に醸したもの。

香りは柑橘やストレート果汁100%のリンゴジュースのようで、やや甘みのある味わいを想像して口に含むと、ホップの風味がしっかり感じられます!シードルにも色々ありますが、これは新鮮!!

ちょっと変化球ではありますが、ホップのビターさがリンゴの自然な旨みと相まって、くせになる美味しさです。

アルコール度数4%、少し冷やしてランチビール代わりにもたっぷり楽しめる、おすすめのシードルです。

旨みたっぷり、アルザスの名手

日々のワインを毎日投稿はできておらずですが…。

本日ご紹介のワインはこちら。

Pinot Gris Hinterberg2013/Christian Binner ピノグリ ヒンテルベルグ NF/クリスチャン・ビネール

初めてこの生産者のリースリングを飲んだ時、全体の雰囲気は素朴なのに、中心のエネルギーがじわじわ迫ってくる旨みの強いワインだなぁ、と印象に残っているのを覚えています。アルザスの生産者、クリスチャン・ビネール。名門・自然派の生産者が手掛ける、飲み頃を迎えた酸化防止剤無添加のピノ・グリ。

アールグレイ、中国茶、夏みかん、マーマレード、ハチミツにくるみ…

酸化防止剤無添加がゆえに、やや揮発酸が出てはいますが、果実味はまだ生きていて厚みがあります。8年熟成してもなお、瑞々しい果実味とエキスの力強さ。酸味は、やや収斂さを帯びて後半のほろ苦さへとつながります。SO2無添加にして、この熟成した姿は、なかなかお目にかかることはできません。酸の質は少々変化していますが、飲み応え十分な秀逸なワイン。ただし抜栓してからの酸化が著しい側面もあり、早めに飲み切るべきワインです。

自然派ワインって美味しさと不安定さは紙一重…。初めてそういったワインに出会った時から、ずっと感じていました。しかし、日々成長していく生産者のワイン達にはには本当に目が離せません。彼らの類まれなる努力の結果でしょう、いつも驚かされる発見があります。

今回もそんな貴重な経験でありました。