ビバ!ソーヴィニヨン・ブラン

本日のワインは、ロワールのソーヴィニヨン・ブラン。

Sauvignon 2019/Frantz Saumon ソーヴィニヨン2019/フランツ・ソーモン

世の中にはたくさんワインがありますね。親しみやすいワインから心揺さぶられる偉大なワインまで。

ワインの味わいは品種の個性が現れる、なんて言われますが。初めて好きだなぁと認識した品種がフランス・ロワール河内陸部のソーヴィニヨン・ブランのワイン、アロフォンス・メロという生産者のサンセールでした。華やかな柑橘とハーブの絶妙なニュアンス、ミネラル溢れるしなやかで瑞々しい、スタイリッシュな果実味。なにより、リンゴ酸大好きな私は、シャープな酸が好みでした。いや、ただ酸っぱいだけはだめですけど。メリハリとバランスが物凄く素晴らしくて。特に当時は、ブルゴーニュの大物のシャルドネの良さとかがイマイチ解らなくて、並んで人気の高い、ソーヴィニヨン・ブランが大好きでした。

そんな思い出のせいか、今でもこの品種のワインから造られる特徴的な香りは、他の品種に比べて割とキャッチできます。人によって嗅覚受容体は異なるため、捉えやすい香りは其々ですし、造りによって個性が表現される時代ではありますが。

最近は、飲みたいワインも色々ありまして。久しぶりのソーヴィニヨンブラン。ロワールと南のガスコーニュのブドウをブレンドして造られるワイン。一昨年のワイン講座で使用した際は、赤いリンゴや梨の香り、ナチュラルワインらしいかすかな酸化のニュアンスを感じていました。2019年のこちらは、よりトロピカルな印象を併せ持ちバランスが向上した印象。

これからも楽しみな造り手さんです。

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