中華とオレンジワインは相性マル

お盆休みに入った方も多いのでしょうか。長い梅雨から一転して、酷暑が続きますね。

昨日の晩御飯は中華でした。麻婆豆腐、鯛の清蒸、牛肉とズッキーニの優しい豆鼓煮。合わせるワインは、テイスティング用に開いてるものが数種類。

ローヌ地方近くのナチュラルに造られた白ワイン、スペインやイタリアのオレンジワイン等々…。

もはや定着した第4のカテゴリー、オレンジワイン。ワイン発祥の地と言われるジョージアと北イタリアのフリウリ地方が先駆けて再構築した古代手法で造られるワイン。簡単に言うと、白ブドウで赤ワイン的に造られます。本来、白ワインは白ブドウを収穫後すぐに破砕し圧搾。そして、果梗や果皮、果梗を取り除いて果汁のみを発酵させます。それに対して、赤ワインは黒ブドウを破砕後すぐに搾らず、果梗・果皮・種子などの固形物と一緒に発酵させるのが一般的。

しかし、このタイプのワインは、白ブドウを破砕後、赤ワインと同じく固形物と一緒に醸して造られます。醸し期間や使用する容器など、生産者によって様々。よって、一口にオレンジワインと言っても、白ワインに近いものから赤ワインのようにしっかりタンニンを感じるものまで、色々あります。

ワインの蘊蓄はここまでにしまして、このオレンジタイプのワイン。中華料理にしっくり、相性〇。もちろん、細かいところはお好みですが…。軽めのタイプは鯛の蒸し煮と、しっかりタイプは麻婆豆腐や牛肉とズッキーニの甘辛煮と。ドライでコクのある果実味、細やかで主張のあるタンニン。中華の旨みを受け止めつつ、中国茶のように口の中をさっぱりとさせてくれます。

さて、このシチュエーション。ワイン単体でテイスティングなら、ワインに集中。でも、料理が側にあれば相性に集中。と、忙しくはありましたが、どちらも楽しい時間でした。

どちらにせよ、楽しむのが一番ですかね。

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